「オートバイ」と呼ぶのは日本だけ! 背後にあった知られざる歴史的背景とは

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日本では一般的に、エンジンが付いている二輪車を「オートバイ」と呼ぶことが多い。しかしこれは和製英語だ。なぜ広く使われているのか。

「スクーター」のルーツ

スクーター(画像:写真AC)
スクーター(画像:写真AC)

 エンジン付き二輪車には、ほかにも大切なカテゴリーがある。それはスクーター/scooter」である。

 この単語のルーツとなったのは、片足をステップに載せ、もう片足で地面を蹴って前進する子ども向けの乗り物だった。現在のキックボードに酷似していたといって良いだろう。

 元祖スクーターは19世紀から存在していたが。1910年代の終わりに小型のエンジンを搭載したモデルが登場し人気を集めた。これが現在のスクーターの事始めである。日本でのスクーターは1950年代から1960年代に掛けて大ヒット作となった。

 世界中でスクーターが人気を高めていた1950年代、50cc程度の小型エンジン付き二輪車が人気を集めることなった。これらは日本ではモーターバイクと呼ばれることが多かった。ただし欧米での呼称は「モペッド/moped」というのがメジャーだった。

 これはmotorとpedalをミックスした単語である。該当するエンジン付き二輪車には自転車と同じく、必要に応じて人力でも走ることができるペダルが付いていたのが特徴だった。欧米ではこのタイプの二輪車はエンジン付きであっても自転車と同じ扱いで、運転免許が不要だったことが人気を集めた理由である。

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