バイクなのになぜか三輪 しかも自動車免許で運転可! 三輪バイク「トライク」の魅力をご存じか
バイクといえば、一般的にタイヤが前に1本、後ろに1本付いた二輪車を思い浮かべるだろう。しかし、なかには三輪バイクも存在する。通称「トライク」だ。
一方、デメリットとは

車とバイクの中間にあるトライクだが、三輪であるがゆえのデメリットも存在する。
例えば、後輪タイヤが2本あるトライクの場合、内輪差で後ろのタイヤを乗り上げてしまうこともある。実際、二輪バイクに乗るライダーからは、
「コーナーを曲がる際には二輪より四輪の感覚に近い(車体を傾けるのではなくハンドルを切る)から、扱いが難しい」
という声も聞かれる。このように、二輪バイクより曲がりづらいという特徴があるのだ。
さらに車幅があることで、
「すり抜けができない」
こともデメリットとされている。二輪免許しか持っていないライダーは、普通免許が必要なトライクを運転できない。また、どっしりとした外観も、俊敏で軽快なデザインを好むライダーからすれば、不満に感じられるかもしれない。
では、自動車と比べるとどうだろうか。バイクのような爽快感は車だと味わえないものの、積載量や安全性では自動車の方が断然優位となる。特に衝突事故を起こしたときのリスクは、バイクと同様で非常に高い。ヘルメットの着用の義務がない点も、事故の際の重傷率を高めてしまうといえるだろう。
トライクは自動車とバイクのメリットを兼ね備えている反面、両者のデメリットも持ち合わせているのだ。