バイクなのになぜか三輪 しかも自動車免許で運転可! 三輪バイク「トライク」の魅力をご存じか

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バイクといえば、一般的にタイヤが前に1本、後ろに1本付いた二輪車を思い浮かべるだろう。しかし、なかには三輪バイクも存在する。通称「トライク」だ。

三輪であるメリット

ハーレーダビッドソンから販売されている長距離向けのツーリングトライク「TRI GLIDE ULTRA」(画像:ハーレーダビッドソン)
ハーレーダビッドソンから販売されている長距離向けのツーリングトライク「TRI GLIDE ULTRA」(画像:ハーレーダビッドソン)

 三輪は自立可能な構造となっているため、停車中や低速でも運転者が車体を支える必要がない。そういった構造上、低速走行が容易で転倒の心配が少ない。安定性も二輪車より優れているため、事故の確率が低くなる。よって、高齢のドライバーやバイク初心者、運転に自信がない人などでも手軽に乗れる。

 さらに、トライクは普通自動車免許での運転が可能で、自動二輪車免許を必要としない点もメリットだ。道路交通法の車両区分では「普通車」とみなされるため、運転時にはヘルメットの着用義務もない。駐車のときも乗用車スペースに駐車しても問題ないので、わざわざバイク置き場を探す手間も省ける。

 しかし、トライクのなかでも

・両側の車輪の幅が460mm未満である車種
・車体を傾かせて傾斜して旋回するリーニングトライク

は、二輪免許が必要なので要注意だ(前述の「NIKEN」も必要)。

 またオートマのトライクならAT限定免許でも乗れるが、ほとんどのトライクはマニュアルのため、MT免許も所有していないと乗れる車種が限られる。

 とはいえ、普通自動車免許でバイク特有の

「風を直接感じられる疾走感」

を体験できるのは貴重だ。その点、トライクは

「転倒が怖いし、引き起こし作業も大変そう」
「二輪免許を取るのが面倒」

といった、バイクにまつわるよくある悩み事を解消している。

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