「ストライキ = 過去の産物」は大間違い? イギリスでは「鉄道マン」が怒る!怒る!怒る! しかも国民は支持、いったいなぜなのか

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日本では“過去のもの”と思われている「ストライキ」が、イギリスでは鉄道や学校、放送局などさまざまな業種、職種で行われている。しかも国民は支持しているという。なぜなのか。

世論の高まり

ロンドンの地下鉄(画像:写真AC)
ロンドンの地下鉄(画像:写真AC)

 ストライキを起こすことには、世論のサポートもある。

 公共サービスが止まれば、国民の生活にも大きな影響がある。それでも、労働者の生活水準が10年前よりも低下していることから、ストライキに対する国民の支持は著しく高まっている。

 特に看護師に対しては同情的であり、あるアンケートでは、65%の回答者が彼らのストライキを支持している(2023年1月31日付『YouGov』)。国に貢献をしていて、給与水準が低いと考えられている職種ほど、その活動が支持される傾向にある。

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