北海道新幹線延伸で札幌「建設ラッシュ」 来春は再開発で245mビル着工、今後どうなる?

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2030年度の北海道新幹線札幌延伸を控えて、札幌駅前周辺が再開発に向けて大きく動きだしている。最近の状況を報告する。

再開発ビル、組合設立

札幌エスタ(画像:写真AC)
札幌エスタ(画像:写真AC)

 2030年度の北海道新幹線札幌延伸を控えて、札幌駅前周辺が再開発に向けて大きく動きだしている。

 特に注日されるのが札幌駅に直結している商業施設「札幌エスタ」で、JR北海道と札幌駅総合開発は3月16日、エスタを2023年8月いっばいで閉館すると発表した。

 これに伴い、エスタ内でJR札幌駅と地下鉄東豊線さっぽろ駅をつないでいた通路が、2024年1月までかけて、順次閉鎖される。核テナントの家電量販店ビックカメラ札幌店は、さっぽろ東急白貨店に移る。

 エスタに併設されている1階のバスセンターは9月30日で閉鎖し、10月1日からは同駅南口周辺に仮のバス停を分散して配置する計画だ。この仮バス停は、札幌市中央区北4西1のホクレンビル周辺のほか、同区北3西4の札幌ビル、同区北2西4の赤れんがテラス周辺に設けようと検討中。バスターミナルは、JR札幌駅南口に2028年度完成予定の再開発ビルに集約される予定だ。

 この再開発ビルについて、JR北海道や札幌市などの地権者は3月17日、市街地再開発組合を設立した。組合員として朝日生命保険(東京都)、メディカルシステムネットワーク(札幌市)など7社が参加。これに地権者5者(4社と札幌市)を合わせて、11社と札幌市が腕を組んでスタート台に立ったことになる。

 建設される複合ビルは、交通、観光、ビジネスの新拠点となるもので、地上43階地下4階、高さ245m。完成すると、隣接する38階建てのJRタワーを上回り、道内で最も高いビルになる見通しである。

 ビルの構成は、1階に前述のバスターミナルが入るほか、地下1階から地上10階までが商業施設となり、各種の店舗などが入る。次に10階から12階および18階から33階までがオフィス。この間に位置する14階から17階までが中価格帯ホテル、35階から40階までが最上級ホテルとなり、米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルが入る。2024年春にも着工する計画で、完成は2028年度としている。

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