米国の脱炭素系スタートアップ企業数 「自動車・充電」分野が2位にランクイン、特殊車両・航空機の電動化開発に注力
アックスタイムズ(大阪府大阪市)は3月10日、米国の脱炭素系スタートアップの技術・ビジネストレンドに関する調査結果を発表した。
「農林水産等」「自動車・充電」多め
アックスタイムズ(大阪府大阪市)は3月10日、米国の脱炭素系スタートアップの技術・ビジネストレンドに関する調査結果を発表した。
調査対象は、米国の脱炭素/気候変動対策系スタートアップ391社(農林水産関連125社、エネルギー関連85社、自動車・蓄電池・新燃料関連79社、CO2固定化・炭素会計・気候変動ソフト等関連50社、そのほか52社)。
農業大国・自動車大国である米国では、
・農林水産等
・自動車・充電
分類のテーマのスタートアップ企業数が多い結果となった。農林水産等分類では牛のげっぷに含まれるメタン(温室効果ガス)を減らす文脈で、乳牛製品の代替技術開発が活発だった。
自動車・充電分類においては、特殊車両や航空機の電動化を開発する企業が多く、一般自動車以外から電動化の裾野の広がりが予測される。
かつての米国は消費大国であり、エネルギー消費・CO2排出削減への取り組みに消極的な印象があったが、近年は脱炭素への関心が高まり、「省エネ」「再エネ」関連のスタートアップ企業数が多くなっている。
また、脱炭素への関心の高まりから「CO2関連」でのスタートアップ企業数も目立つ状況だった。