日本の約2倍! ロンドンで交通「スマホ決済」が広がり続ける、身もふたもない現実
イギリスのロンドンで、乗り物だけでなく、買い物などでもモバイルIC決済が広がり続けている。その背景を探る。
モバイルIC決済の魅力

モバイルIC決済が支持される理由として挙げられていたのは、
「セキュリティー面で安心できる」
ことだった。
コンタクトレス決済型のICカードでは、なくしたり盗まれたりしたら、すぐに使われてしまう。100ポンドの上限を超えるとPINコード入力が必要になるものの、それ以下の金額の会計では触れるだけで決済になるからだ。
スマートフォンでモバイルIC決済をするなら、生体認証もしくはPIN認証が必要になるが、常に使うデバイスであれば、認証自体はそこまで苦にならないのかもしれない。
また、Apple PayやGoogle Payでは、データ流出を防ぐ面でもセキュリティー面での安心感が若者にはあると考えられるし、財布やカード入れなどの荷物を減らしたい気持ちもあるのだろう。
日本でも、公共交通機関におけるモバイルIC決済化が、さらに進んでいくだろう。ロンドンの状況と合わせて、見守っていきたい。