日本の秘刀「水素エンジン」、BEVごり押し欧州の“ちゃぶ台返し”をさらにひっくり返せるか? トヨタ「80点主義」超越の彼岸とは

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世界では、「ポスト内燃機関 = バッテリー式電気自動車(BEV)」という認識で、欧州メーカーと国策が一体化して動いている。そんななか日本の自動車業界はどう戦うのか。

新社長は技術者出身

ハイブリッド車の象徴プリウス(画像:トヨタ自動車)
ハイブリッド車の象徴プリウス(画像:トヨタ自動車)

 1月26日、トヨタは4月1日付で佐藤恒治執行役員の社長昇格と豊田社長が会長職に就くことを発表した。

 佐藤氏はエンジニアで、これまでカローラやプリウスの開発のほか、トヨタの最高級ブランド、レクサスのチーフエンジニアも務めるなど、まさに技術者出身のトップだ。

 そういう意味では、販売台数を追うよりいい車作りをしたいという豊田社長の考え方に近い。これまでのトヨタの経営方針に大きな違いはないだろう。それどころか、エンジニアとして、BEVより挑戦のしがいがある水素エンジンを広めたいとより力を入れるゼロではない。

 オセロの駒をひっくり返すことに成功し、BEVで確定しつつある世界を、再びひっくり返したいのなら、水素エンジンは有力候補になるだろう。あとは、トヨタを中心に日本の各メーカーどの位覚悟を決められるか。そして、外国メーカーにも開発してもらえるかにかかっている。

 自動車業界が100年の一度の変革期なら、味方を増やし、不服かもしれないが特許は諦めて技術をシェアし、一定の先行者利益が減っても、日本のモノづくりにあう技術の車を売った方が、次の100年を勝者で迎えられる気がしてならない。

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