オークファン子会社のシナビズ、埼玉県で新倉庫稼働 商品調達の強化目指す
卸や仕入れに特化したBtoB向けECサイト「NETSEA」を運営するシナビズが、埼玉県三芳町に新倉庫を稼働させたことを発表した。
倉庫増設の背景

卸や仕入れに特化した企業間取引(BtoB)ECサイト「NETSEA(ネッシー)」を運営するシナビズ(東京都品川区)は1月19日、埼玉県三芳町にふたつ目となる新倉庫を稼働させたことを発表した。同社は、オークション情報の検索サイトを運営するオークファンの100%子会社。
以前から保有していた物流倉庫と同じ場所となる。新たに稼働した物流倉庫は206坪、敷地面積960平方メートル、従来の倉庫と合わせると612坪、敷地面積2300平方メートル分が使用できるようになった。
設置目的は「商品調達の強化」で、同社の訳アリ商品(返品在庫や滞留在庫など)落札サイト「NETSEAオークション」内で取り扱う商品の保管に利用する。メーカー企業が抱える訳アリ商品の調達をより活発に行うことで、取扱商品の多様化を目指す。また、訳アリ商品を再流通させることで、国内の廃棄ロス削減に貢献する。
近年における国内のBtoB卸売市場は300兆円規模と推定されている。また、世界中で廃棄ロス問題が大きくクローズアップされおり、廃棄ロスは国内でも年間約22兆円規模に達すると試算されている。