倉庫の在庫管理、なんと4割がまだ「紙」「エクセル」を使っていた! 現場から「本人しかわからない」の声も

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物流関係のシステム開発を手掛けるダイアログが、在庫管理の実態調査を発表。約4割が「Excel」や「紙」を利用していることがわかった。

Excel在庫管理、約4割が「リアルタイムで更新できない」

物流倉庫(画像:写真AC)
物流倉庫(画像:写真AC)

 物流関係のシステム開発を手掛けるダイアログ(東京都品川区)は8月29日、在庫管理の実態調査を発表。約4割が「Excel」や「紙」を利用していることがわかった。調査対象は、倉庫の在庫管理業務の担当者・経営者・役員189人。

 まず「在庫管理で主に行っている方法・手段を教えてください。」と質問したところ、「Excel」が23.9%、「紙」が15.9%という回答となった。

「Excel」と回答した人(45人)に、「Excelを活用した在庫管理における課題を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「Excelを作った本人しかわからない」が42.2%、「リアルタイムで更新できない」が35.6%、「データ保存量に限界がある」が26.7%という回答となった。

 また「わからない/答えられない」「特にない」以外を回答した人(39人)に、上記質問で「回答した以外に、Excelを活用した在庫管理における課題があれば、自由に教えてください」と質問したところ、「拡張性がない」や「計算式が壊れた際、復旧に時間がかかる」など22の回答を得ることができた。以下、回答の一部抜粋。

・拡張性がない(53歳)
・計算式が壊れた際、復旧に時間がかかる(55歳)
・誰でも使えるExcelにしたい(63歳)
・重複しない編集方法を見つける(65歳)
・パソコンが故障すると非常に困る(46歳)
・バージョンが古い(32歳)

 続いて「現状の在庫管理の方法を変えていく必要性があると思いますか」と質問したところ、「非常にそう思う」が21.2%、「ややそう思う」が33.3%という回答となった。

 今回のアンケート結果について、同社は

「倉庫の在庫管理で主に行っている方法は、約4割が「Excel」や「紙」と回答しており、Excelでの在庫管理では、「Excelを作った本人しかわからない」や「リアルタイムで更新できない」などの課題の声が挙がりました。更には、Excelあるあるとして「計算式が壊れた際、復旧に時間がかかる」という悩みの声も。なお、半数以上が、現状の在庫管理の方法を変えていく必要性を実感しており、今後WMSを中心とした倉庫管理システムを検討する企業も増えているようです。また、WMS中心の倉庫管理システムに対する期待は高く、「機能種類の充実」や「機能の選択の自由性」、「拠点増加など、あらゆる需要変動への対応」、「様々なデバイスで業務可能か」などの機能が求められていることが分かりました。さまざまな管理方法として「エクセル」が身近で導入費用がかからないと考え、多くの企業に「エクセル」が普及しました。また、DX化が進む近年ではシステム化が重要視され、「在庫管理」においても「エクセル」や「システム」が同時に検索されていることから、このことから「在庫管理をシステム化したい」というニーズが増加していることが伺えます。一方で、「エクセル」は属人化しやすい傾向があり、誰にでも使いやすい管理方法とは言えない実態もあります。人材不足を課題とする企業においては、在庫管理業務の脱属人化による作業効率化を叶え、作業を標準化させるためにシステム導入の需要が加速しそうです」

とのコメントを寄せている。

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