米アマゾンが「ドローン出荷配送」を正式開始 サービス最前線はどうなっているのか? 日本ではレベル4飛行の新制度も
アマゾンはドローンによる出荷配送を正式に開始した。カリフォルニア州のテレビ局「KTXL」が12月23日、報じた。
アマゾンのドローン配送開始
アマゾンは、カリフォルニア州ロックフォードとテキサス州カレッジステーションの両方の顧客にドローンによる出荷配送を正式に開始した。同州のテレビ局「KTXL」が12月23日、報じた。
もともとアマゾンは、6月に年後半のドローン配送開始を発表していたが、年末の差し迫ったこの時期になってやっと実現した形となった。使用されたドローンは「MK27-2」という機体。
同メディアによると、顧客が「オンボード」して荷物を注文すると、ドローンが顧客の裏庭まで飛んでいき、荷物を置くのに十分な距離を下降して、飛び去っていくという。2022年初めのブログ記事で、アマゾンの代表者は、5ポンド以下の荷物を60分以内に配達することが目標だと述べている。
アマゾンのコミュニティーアフェアーズマネジャーであるポール・バトラー氏は、ドローンによる配送について、
「テキサス州とカリフォルニア州の拠点を中心に、最大4.8kmの範囲での飛行となる」
と述べている。
ただ、重量制限や荷物を投下するやり方からすると、配送可能な物品が限られるのではないだろうか。MK27-2でいったい何を届けるのか気になるところだ。