米アマゾンが「ドローン出荷配送」を正式開始 サービス最前線はどうなっているのか? 日本ではレベル4飛行の新制度も

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アマゾンはドローンによる出荷配送を正式に開始した。カリフォルニア州のテレビ局「KTXL」が12月23日、報じた。

新モデルのドローンMK30を公開

MK30ドローンの3Dレンダリング画像(画像:アマゾン)
MK30ドローンの3Dレンダリング画像(画像:アマゾン)

 また、アマゾンは11月中旬、新モデルのドローン「MK30」の公開も行ったばかりである。

 アマゾンの開発チームは、顧客に迅速かつ費用対効果の高い方法で商品を届けるだけでなく、1時間以内に安全に届けるべく10年にわたりドローン開発に取り組んできた。その結果が、クリックから1時間以内に5ポンド未満の商品を届けるMK27-2だ。

 MK30は、MK27-2よりさらに小型・軽量化が図られ、かつ温度許容範囲の拡大や小雨でも飛行できる機能が追加された。開発チームが特にこだわったのは、騒音の低減とのことである。MK30は、新しく設計したプロペラにより騒音レベルをMK27-2よりも25%低減できたそうだ。

 ドローンの飛行区域の住民が気になる部分は、騒音もそうであるが何よりも安全対策だろう。アマゾン開発チームは、数百フィート(1フィートは約0.3m)上空を飛行するドローンの安全性を確保するため、他の航空機をはじめ、人やペット、障害物を自律的に回避する検知システムを搭載している。

 なお、MK30は現時点では2024年から使用開始予定だ。

日本では12月から新制度が開始

レベル4飛行による活用例(画像:国土交通省)
レベル4飛行による活用例(画像:国土交通省)

 日本では、12月5日から無人航空機(ドローン・ラジコン機等)のレベル4飛行を可能とする新制度を開始した。無人航空機の飛行レベルは4つに区分されており、これまでは航空法によりレベル4飛行は認められていなかった。ちなみに、レベルの区分は以下のとおり。

・レベル1飛行:目視内での操縦飛行
・レベル2飛行:目視内での自動・自律飛行
・レベル3飛行:無人地帯(第三者が立ち入る可能性の低い場所)での目視外飛行(補助者の配置なし)
・レベル4飛行:有人地帯(第三者上空)での目視外飛行(補助者の配置なし)

 今後は、第1種機体認証、一等無人航空機操縦者技能証明書、飛行の許可・承認手続きなどを行うことにより、写真・映像撮影や測量・調査のほか、市街地や山間部、離島などへの医薬品や食料品などの配送が可能となる。

 これから、ドローンなどの無人航空機の市場をはじめ、無人航空機を使用したサービスの拡充が進むと思われるものの、本当にあちこちをドローンが飛び回っている近未来の想像図のような世界が訪れるのだろうか。

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