激化するLCC戦争 もはや安いだけじゃ話にならぬ、差別化のカギは「ほどよい客」か

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LCCの数は日本でもこの10年あまりで増えた。利用客にとって、航空券が安いだけではなく、大手航空会社と「使い分け」できるメリットも大きい。

韓国LCCは手荷物ルール緩め

シンガポール航空傘下のLCC「スクート」(画像:シカマアキ)
シンガポール航空傘下のLCC「スクート」(画像:シカマアキ)

 国際線においても、peachとジェットスターは国内線とルールは基本同じだ。ただ、国際線では日系LCC以外もあり、典型的なLCC以上のサービスを提供する会社もある。

 JALグループの国際線LCCであるジップエアは、多くの大手航空会社も使う中型機「ボーイング787」で運航する。A320シリーズが機内で単通路なのに対し、787は通路が2本あるうえ、機内が広いとゆとりが感じられる。実際、2、3時間以上のフライトになると機内での快適さが違う。

 また、機内でWi-Fiが無料で利用でき、スマートフォンなどが充電できる電源も各座席に配置。さらに、0~6歳の子ども連れだと基本運賃より安いうえ、2歳未満の子どもに座席提供かつ大人ととなりの座席を無料提供する「U6運賃」もある。

 シンガポール航空グループのLCC「スクート」は、日本路線を含む中長距離線を787で運航。機内持ち込み手荷物10kgまで無料、シート電源やWi-Fiは有料で提供する。スクートもシンガポール航空傘下なだけあり、そのコストパフォーマンスに定評がある。

 韓国のLCCである「チェジュ航空」「ジンエア―」「エアプサン」なども機内持ち込み手荷物が10kgまで、預け手荷物1個が無料など日系LCCよりルールが緩めだ。

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