世界のガントリークレーン市場 2020~2027年で4.9%以上成長 Kenneth Researchが予測

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Kenneth Researchが、港などにあるガントリークレーンの世界市場が、2020年から2027年にかけて4.9%以上成長するという予測結果を公開した。

政府投資の増加が影響

ガントリークレーン(画像:写真AC)。
ガントリークレーン(画像:写真AC)。

 港に立ち並ぶキリンのような形をした大型クレーン「ガントリークレーン」。この世界市場は、2019年は約37億米ドルでしたが、2020年から2027年にかけて4.9%以上成長するという予測結果を、2021年4月、Kenneth Researchが公開した。

 インドをはじめとする新興国での、国によるインフラ投資の増加、インフラそのものの増加が、ガントリークレーン業界の収益に貢献。また、近年は、ガントリークレーンの研究開発のための企業による支出も著しく増加しているとのこと。

 研究は、主にガントリークレーンの信頼性・操作性向上に焦点を当てている。建物とインフラの設計が複雑化していることを反映し、より優れた働きをするクレーンの需要が高まっているという。

 地域別にみると、北米が予測期間中に最大の市場シェアを保持すると予測されている。アジア太平洋地域も、政府投資の増加により、予測期間中に最大のCAGR(年平均成長率)を示すと予想されている。

 調査レポートは地域別、クレーンのタイプ別、操作別、最終用途別、組織の全従業員、主要戦略、企業の財務状況などといった指標やさらに詳細な予測を掲載している。

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