マツコ「田園都市線は嫌い」発言から垣間見える「凄まじい混雑率」 東急大好きライターが敢えて苦言を呈す!

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「私は田園都市線が嫌いです」というタレントのマツコ・デラックスさんの発言が注目を集め。SNS上をにぎわせた。この発言に少なからぬ賛意が集まる背景について、同線の成り立ちから探ってみたい。

乗客トラブルも悪影響か

東急田園都市線(画像:写真AC)
東急田園都市線(画像:写真AC)

 日本民営鉄道協会の解説によれば、1992(平成4)年の運輸政策審議会の時点で、ラッシュ時の主要区間平均混雑率を

「150%」

とすることが目標にされている。そして、2018年度の大手民鉄18社の平均混雑率は152%だったため、「混雑緩和は着実に進んでいると言えるでしょう」とある。

 コロナ禍の126%という数値を見ても、やはりいつでも混んでいるというイメージはぬぐえない。これはあくまでも筆者の主観だが、同業他社の路線、とりわけ

・京王線
・小田急線

に比べて、混雑時に「われ先に乗り込もうとする人」が多い印象を持っている。東急線への愛ゆえに口惜しい気分だ。

 実際、田園都市線ではコロナ禍以前、混雑に起因する事件もたびたび起こっている。2017年には朝のラッシュで、溝の口駅において客同士が「ぶつかった」「ぶつからない」と争いになり、後続列車も含め、最大30分の遅れが出る事件が発生した。2014年には二子玉川駅で「バックがぶつかった」と、男性をホームから突き落とした少年が逮捕される事件も起きている。こうした駅構内や車内でのトラブルがたびたび報道されることで、

「田園都市線が嫌い」

と語る人が出てくるのは、あながち嘘とは言い切れないだろう。同じ企業による路線にもかかわらず、池上線や多摩川線にそれはない。なぜ、ちょっとしたトラブルが殺伐とした雰囲気を生むのだろうか。

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