神戸空港、悲願の国際化へ そもそもなぜ「国内線だけ」だったのか? 涙なしでは語れない理由があった

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2006年に開港した神戸空港で、2030年頃にも国際線の定期便を就航することが決まった。地元にとって悲願である国際化は、なぜ決定までに16年もの時間を要したのか。

国際化だけでない 目指すべき姿とは?

神戸空港と、奥には関西空港も見える(画像:シカマアキ)
神戸空港と、奥には関西空港も見える(画像:シカマアキ)

 神戸空港は、神戸の中心部である三宮からポートライナーで直通約18分。早朝から深夜まで本数は多く、しかもいずれも発着駅で座れるメリットに加え、改札を出てすぐ空港のカウンターが並ぶエリアに着く。

 三宮はJR、阪急、阪神、神戸市営地下鉄などがあるターミナル駅で、大阪や京都、奈良にも直通で行けて便利だ。

 また、兵庫県西部や淡路島、徳島方面から、車で神戸空港を利用するユーザーも少なくない。空港駐車場が搭乗者だと入庫から24時間まで無料、以降1日ごと上限1020円の「搭乗者割引料金」があるのが主な理由だ。

 神戸空港まで車で行き、高速船「ベイ・シャトル」で関西空港へ向かう国際線搭乗客、関西空港のみ就航のLCC利用客もいる。

 ただ、神戸空港の国際化には課題が山積みだ。例えば、出入国管理や税関など国際線に必要な施設を新設する必要があり、ターミナルも拡張しなければいけない。それらの費用をどこが負担するのかの問題も出てくる。

 また、国際線は政治情勢や景気などに左右されやすく、現状は十分余裕ある関西空港が今後順調に航空需要を伸ばすかも不確かだ。関西空港より交通アクセスが良い神戸空港に人気が集まって関西空港の就航数が減ると、それはそれで「別の問題」が出てきかねない。

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