プレスリーも惚れ込んだ「超高級車」! かつての名車を蘇らせた、カリスマデザイナーをご存じか
リバイバルカーの伝説的存在とも言えるデザイナー、ヴァージル・マックス・エクスナー。1970年に誕生した「スタッツ・ブラックホーク」に、彼の情熱の軌跡をたどる。
名車をよみがえらせた伝説のデザイナー
現代、ヒストリックカーをモチーフとしたリバイバルカーやカスタムカーはすでに定番となって久しい。
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中古車のリノベーションカーは言うまでもなく、バブル時代には大きな自動車メーカーであっても、こうしたヒストリックイメージモデルを多数商品化したことは多くの人の記憶に残っている。
古いクルマを現代によみがえらせる。こうしたクルマ作りについて、アメリカには伝説と化しつつあるデザイナーのプロジェクトがかつてあった。
その中心人物だったのがヴァージル・マックス・エクスナー。彼はカースタイリングの世界では巨匠とされているカリスマである。
彼の作品は、1950年代から1960年代初めの最も個性的だった時代のクライスラー車に数多く見ることができた。
「一億ドルのデザイン」と評された1955年の初代クライスラー300。アールデコをクルマの機能に盛り込むことで、クラシカルな中にもクルマの存在感を強くアピールしていたインペリアルやダッジ。そしてカロッツェリア・ギアとのジョイントから生み出された数々のショーモデル。
カースタイリングの歴史に残るクライスラーの魅力的なモデルの数々は、そのほとんどがエクスナーの作品だったと言っても過言ではない。