イギリスでは「降霊会」も実施! 減少加速のガソリンスタンド、その後の活用方法とは?

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ガソリン需要の減少や後継者不足などから、日本国内のガソリンスタンドの軒数は減り続けている。今後、電気自動車の普及が進めばこうした状況はさらに加速するのだろうか。EVの普及が目覚ましいヨーロッパの現状から考える。

80年続いたGSが選んだ新業態

英ヨークシャー地方のリーズにある「ハイド・パーク・ブック・クラブ」(画像:(C)Google)
英ヨークシャー地方のリーズにある「ハイド・パーク・ブック・クラブ」(画像:(C)Google)

 イングランド北部、ヨークシャー地方のリーズに、GSから転身した一種独特な店舗がある。

 80年もの間GSだったが、植木屋・バー・音楽会場・レストラン・アートギャラリーに改造され「ハイド・パーク・ブック・クラブ」と呼ばれるようになった。なんと降霊会まで行われる会場となっている(2021年6月11日付、『BBC』)。

 これは極端な例かもしれないが、「GSの敷地は、立地がよくてアクセスしやすく、敷地が広く、広い建物が備わっていて、柔軟に使える場所」だとオーナーは話す。そういった視線で見ると、ビジネスチャンスは小さくないのかもしれない

 新型コロナ禍以降もリモートワークが続くことから、コワーキングスペースや会議室を提供する「コミュニティハブ」、住宅街のカフェやレストランといった需要に対応する方法がある。オンライン注文配送用の倉庫、自動運転車用の配送センターなどに生まれ変わることもできる。(2022年1月28日付、英サイト『TMA』)。

 今後もEV普及が進む国のひとつとしてGSがどう変貌を遂げていくのか見守っていきたい。

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