中古車価格が「歴史的高騰」 コロナ&戦争収束しても、残念ながら一部車種は高止まりするワケ

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日本国内の中古車価格が、かつてない高騰を見せている。背景には、新型コロナ禍での生産停滞やロシアによるウクライナ侵攻に伴う電子部品の供給減、そして「ヒストリックカー」としての北米需要がある。

なぜ? 北米で90~00年代の日本車人気

中古車販売のイメージ(画像:写真AC)
中古車販売のイメージ(画像:写真AC)

 これは日本国内だけの問題ではなく、部品の種類によっては世界的な取り合いになっているという話も聞こえてきており、もともとサプライチェーンが弱体だった企業にとっては深刻な問題となっている。

 新車供給については迅速な問題解決の目処は正直立っておらず、今後も人気車は言うまでもなく実用一点張りの商用モデルであっても、市場価値が高い車種については中古車価格の高値安定は続くことが予想される。

 もちろんそんな中でも比較的安価に推移しているレンジは存在しており、中古車購入を考えている人にとって何をどう選べば良いのかという難しい選択を強いられる状況は、今しばらく続くこととなるだろう。

 そして中古車市場における価格高騰のもうひとつの理由となっているのが、主としてアメリカとカナダという北米市場における、1990年代から2000年代初めまでの日本車のハイパフォーマンスモデル人気の高まりに他ならない。

 昨今のアメリカやカナダでは若者だけにとどまらず、比較的社会的地位が高い高収入層の間でも日本車のスポーツモデルの人気が非常に高い。車種によってはオークションなどでかなり高価で取引されている例も珍しくない。

 たとえばR32以降のスカイラインGT-RやホンダNSX、トヨタ・スープラ、三菱ランサーエボリューションやスバル・インプレッサWRXといったラリーホモロゲモデルだ。

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