都心から西へ300km! 運よく「超長距離客」を乗せたタクシー運転手がまず最初にすべきこととは?

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タクシー業界の内情を知る現役ドライバーが、業界の課題や展望を赤裸々に語る。今回は「長距離客、長時間客」について。

悲惨な交通事故の根絶を願って

街を行くタクシーのイメージ(画像:写真AC)
街を行くタクシーのイメージ(画像:写真AC)

 到着した現場はあらゆる車種が大破していて、悲惨なものだった。大型トラック、観光バス、トレーラー、タンクローリー、バン、自家用車、タクシー、宅急便、高級外車、送迎バス。80台くらい数えたが、途中でやめた。

 事故発生当時、現場は小雪が降り、所どころで地吹雪が起きていた。路面はうっすらとした圧雪と凍結。視界がだいぶ悪かった。小さな接触事故から追突事故が発生し、最終的に200台近くが巻き込まれたらしい。

 途中、取材班の防寒のために肌着を買いに市内まで車を走らせたりもした。トータルの拘束時間は12時間以上に及んだ。

 筆者の長い1日、取材班から解放されたのは夜も暗くなってからだったが、肝心の運賃メーターは優に7万円を超えていた。

 この一件以降、東京都内でも大きな事故を何度か見かけたが、あれ以上の現場体験はない。1回営業での売り上げでは過去2番目の記録となったのも忘れられない。

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