時速19kmの非日常へ! 豊島区「IKEBUS」で巡る、池袋の喧騒を忘れるほど“ゆったり”な街巡り【連載】町バスに乗って(11)

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最高時速19km/h、運賃200円。豊島区の「IKEBUS」は、移動手段というより“街を楽しむ乗り物”だった。QR決済やAR企画、14席の向かい合わせ座席まで、従来のコミュニティーバスとは異なる池袋流の街巡りを追った。

笑顔を運ぶ乗車体験と企画

筆者が撮影した写真(画像:下関マグロ)
筆者が撮影した写真(画像:下関マグロ)

 一日乗車券を使い、何度も乗ったり降りたりを繰り返した。たいてい乗客は筆者ひとりか、多くても数人ほどだったが、ある時、いきなり満席になったことがあった。演劇関係者だろうか、10人ほどのグループが乗ってきたのだ。

 その人たちは「へえ、こんなバスがあるんだ」と話しながら笑顔で乗り込み、座席はすべて埋まった。席は向かい合わせなので会話もしやすい。そのグループは池袋駅西口(中央)で降りていった。そこでようやく、IKEBUSの特徴が見えてきた。

「乗る人が自然と楽しめる」

コミュニティーバスなのだ――。

 そうして材料がそろい、原稿を書こうとしていた4月下旬、豊島区のウェブサイトで拡張現実(AR)撮影サービス連携企画「IKEフォト」の案内を見つけた。「イケちゃんと写真を撮ってポストカードをゲットしよう」という内容で、キャンペーン期間が4月末までだと知り、再びIKEBUSに乗った。

「Hareza(ハレザ)池袋」停留所で降り、池袋東口観光案内所(としま区民センター1階)へ向かう。そこでイケちゃんとのAR撮影を行い、「#IKEフォト」を付けてSNSへ投稿した画面を見せた。

 どうやら期間にはまだ間に合ったようで、ポストカードを受け取ることができた。こうした催しも含めて、IKEBUSの楽しみなのだろう。

 なお、池袋東口観光案内所では、IKEBUSやイケちゃんの関連グッズも販売している。なかでも人気が高いのはシールだという。

 娯楽色の強いIKEBUS。池袋へ行く機会があれば、一度乗ってみるのもよさそうだ。

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