「まだガソリン代払ってるの?」 暴落する中古EVこそが“究極の節約”になる逆説――燃料費・整備費を抑えて数年でも200万円得する現実

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「EVは値落ちが激しい」という定説は、いまや中古購入者にとって追い風だ。5年で価値が半減する価格下落を活用すれば、新車時に35%上乗せされたコストは前オーナーが負担する構図になる。結果として生涯費用はガソリン車より大幅に圧縮できる。市場の歪みを利益に変える、合理的な選択肢である。

技術進化と価格動向

バーミンガム大学のウェブサイト(画像:バーミンガム大学)
バーミンガム大学のウェブサイト(画像:バーミンガム大学)

 現在の値落ちの早さは、電池の技術が非常に速いスピードで進化しているために起きている。バーミンガム大学の経済学者であるロバート・エリオット教授は、将来的に全固体電池が登場すれば、中古価格の下落も落ち着くと予測している。

 しかし、新しい技術の登場を待つことが必ずしも正しいとは限らない。オーストラリアの研究報告によれば、現在の電池でも車本体より長く使い続けられるケースが多いからだ。

 今、欧州では中国メーカーとの激しい競争が起きており、安い車が市場にあふれることで、中古の価格はさらに下がっている。エリオット教授は、

「ガソリン代が高い国」

ほど、中古のEVを選ぶメリットは大きくなると指摘する。米国よりも燃料代が高い英国などの地域では、節約できる金額は200万円を大きく上回るだろう。

 日本でも、日産リーフなどの手に入りやすい中古車がすでに存在する。値下がりを不安に思って購入を避けるのは、新車を買った人が負担した多額の開発費用を、安さという形でもらい受ける機会を逃しているのと同じだ。将来売る時の値段ばかりを気にして、毎月の燃料代を払い続けるのは、お金の使い道としてふさわしくない。

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