「メシより新車、プライド最優先」 アメリカ人は車で相手を格付けする!? 7割が認めた「クルマこそ最強の名刺」という価値観
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米国では新車平均価格が5万ドルを超えるなか、中間所得層の54%が購入を検討。車は移動手段を超え、社会的信用や個人の価値を映す指標として存在感を増している。
生活必需品であり、自己表現でもある存在」

モータリゼーションの最先端にある米国では、車が持つ意味を理解することが、市場の動きを読み解く上で避けて通れないテーマとなる。サンタンデール銀行米国支社の一部門であるサンタンデール・コンシューマーUSAの調査は、米国人と車との間に深く根付いた結びつきをあらためて示している。
過去の研究でも確認されているとおり、車は移動手段だけではなく、個人のアイデンティティーを映す媒体としての役割を果たす。選ばれる車種は、社会的な地位や価値観の表現手段であり、周囲は車を通じてその人の性格や生活習慣、信頼性さえも推し量ろうとする。米国社会では、車は無言のうちに個人の信用力や経済的な安定を示す指標としても機能しているのだ。
価格上昇が続くなか、新車の平均価格は初めて5万ドル(約780万円)を超えた。それでも、中間所得層の半数以上が新車購入を検討しているという事実がある。すでに手元に車があっても、新たな一台を求める背景には、車が自分のイメージを更新し、生活水準や立場を外部に示す力を持っていることがある。
多くの米国人にとって、車は移動のための道具であると同時に、自由を確保し、社会的な自信を支える存在として、生活の中心に位置しているのだ。