なぜ「ステアリングスイッチ」は増え続けるのか? 多機能化&操作性のジレンマを考える
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近年、ステアリング上のスイッチは急速に多機能化し、新型車ではオーディオ操作やクルーズ制御、走行支援までハンドル上で操作可能になっている。2024年には世界市場が約34億ドルに達し、2034年まで年平均1.8%成長が見込まれる。各社は音声認識や触覚フィードバックを駆使し、安全性と利便性を両立させる次世代ステアリング開発を加速している。
乗用車セグメントの拡大

ステアリングスイッチ市場は依然として世界的に拡大している。Global Market Insights社のリポートによると、世界市場規模は2024年に34億ドルに達する見込みである。2025年から2034年にかけて、年平均成長率は1.8%と予測されている。
この成長は、自動車の安全性向上と運転支援技術(ADAS)の普及が背景にある。特に乗用車セグメントは2024年に市場シェアの60%を超え、2034年までに25億ドル以上が見込まれる。
搭載率のデータを確認すると、レベル2(部分自動運転)システムを搭載した車両は2023年時点で世界で約2846万台から3025万台と報告されている。2025年には3218万台まで増加すると予測される。アジア太平洋地域では、中国やインドなどの新興国での自動車生産拡大と規制強化が、成長の主要因となっている。
この状況から、ステアリングスイッチは世界の自動車メーカーに広く採用され、コネクテッドカーや自動運転社会に欠かせないコンポーネントになると見込まれる。