ホンダが渋谷に「スパイスカレー店」をオープン! 「おいおい…」「ちょっと食べてみたい」――いったい何が狙いなのか?

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ホンダは新型「プレリュード」の発売に合わせ、渋谷で期間限定カレー店を開設。20代の車関心度はわずか32.8%にとどまるなか、都市空間で短時間体験を提供し、ブランド価値と走りの魅力を自然に伝える新手法を試みる。

都市空間での価値伝達

ホンダのロゴマーク(画像:AFP=時事)
ホンダのロゴマーク(画像:AFP=時事)

 今回のカレー店の施策は、若者の移動習慣が変わり、従来の試乗接点では届きにくい市場で、ホンダが価値を伝える前段階を都市空間に刷新した試みだ。都市内の回遊動線や滞在時間を考慮し、短時間で印象を残せる体験を提供することで、従来の販売接点に依存しない接触機会を生み出している。

 この施策は、若者の関心や行動パターン、身体感覚と商品価値の結びつき、情報の伝え方を総合的に組み合わせた結果だ。都市空間に体験の場を置くことで、ブランドの方向性や走りの魅力を自然に伝え、試乗への心理的ハードルを下げることができる。

 さらに、EV時代で走行差がわかりにくくなるなか、身体を通じて価値を伝える方法は業界全体への示唆となる。飲食体験を都市空間に置くことで、非日常と日常の境界で価値を伝え、体験の場として機能させる。このアプローチは今後の標準手法のひとつとなる可能性がある。プレリュードの復活は、都市空間型マーケティングの有効性を示す実例だろう。

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