夢洲アクセス「鉄道延伸」は本当に採算が取れるのか? 万博閉幕後の壮大IR構想、JR西と京阪が前向きになったワケとは
大阪府市の夢洲アクセス鉄道検討会がJR桜島線(ゆめ咲線)、京阪中之島線延伸案を評価する試算をまとめたのに対し、JR西日本と京阪ホールディングスが前向きな反応を示した。
中之島線事業費の重み

検討会試算の概算事業費は
・桜島線延伸:約2850億円
・中之島線延伸:約660億円
大阪府市の財政は、大阪府が16年連続で実質収支黒字、大阪市が10年連続で市債残高が減少するなど、財政危機に直面した2000年代と異なり、問題のないレベルに持ち直している。事業費のうち、大阪府市の負担額は決まっていないが、十分に対応可能とみられる。
だが、京阪中之島線のキロ当たり単価は314億円。2008(平成20)年に開業した天満橋(中央区)~中之島間の435億円より低めに想定されていることは気になる。事業費が膨れ上がれば費用便益費などに影響が及びかねない。
「1日平均の乗降人員が2023年で約2万6000人にとどまる“中之島線救済計画”でないか」
と指摘する声もある。