画期的アイデア? 道路を発電源に変える「発電アスファルト」をご存じか

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都市部の64万haに及ぶ舗装道路の振動を電力に変える「発電アスファルト」が注目される。竹中工務店の高出力ユニットや東北大学の新素材開発により、道路自給による電力確保やEV普及への活用が現実味を帯びてきた。

大きなハードルは「耐久性」と「ランニングコスト」

ブラジルに設置された発電床の様子(画像:JICA)
ブラジルに設置された発電床の様子(画像:JICA)

 発電アスファルトには課題もある。最大の課題のひとつは耐久性だ。圧電プラスチックは振動を電気に変える機能を持つが、東北大学の研究でも示されるように耐久性の確保は途上にある。道路は温度変化や車両の絶え間ない通行にさらされるため、過酷な条件でも確実に作動する素材が求められる。

 もうひとつの課題は維持費だ。道路舗装は定期的な補修が必要であり、NEXCO東日本によれば高速道路のアスファルトの耐用年数は10~15年とされる。発電ユニットの埋設によって補修費が増すようなら、環境にやさしい仕組みであっても社会導入の障壁は高まる。

 それでも社会実装への動きは始まっている。音力発電はエネルギー回収技術の実証事業として、ブラジル・クリチバ市で自転車道や歩道に発電床を設置し、データを集めている。道路を利用した発電の実現に向けた取り組みは世界各地で着実に進んでいる。

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