ネットで話題 川口駅に「上野東京ライン」は本当に必要か?
埼玉県内で利用者3位の川口駅は、1路線のみ停車にもかかわらず約15万人が利用する。2025年4月に上野東京ライン停車の基本協定が締結されたが、約431億円の事業費負担や通勤時間延長による約1000万円規模の経済損失懸念から、地元では賛否が分かれている。都市交通の未来を左右する重要な局面だ。
1万人遅延で損失984万円

川口駅に新たに上野東京ラインが停車する計画に対し、批判の声が上がっている。特に目立つのが
「停車駅が増えることで所要時間が延びる」
との指摘だ。こうした懸念は、川口以北の駅を利用する通勤者から多く、通勤時間の増加による負担を危惧する声が強い。
通勤時間の延長は、時間的・経済的な損失を招く。鉄道総合研究所(東京都国分寺市)の試算によれば、平日午前7時半に輸送障害が発生し、1万人の乗客が平均30分の遅延を被った場合、以下のような経済損失が生じる。
朝の時間帯(午前10時まで)における旅客の時間価値は32.8円/分とされており、個人あたりの損失は
・32.8円 × 30分 = 984円
となる。これが1万人規模になると、
・984円 × 1万人 = 984万円
と、1回の遅延で約1000万円の経済損失が発生する計算だ。これが日常的な通勤で繰り返されれば、影響はさらに大きくなる。こうした背景を踏まえれば、川口駅への新規停車に対して慎重な声が上がるのも当然といえる。
では、川口市内からはどのような声が上がっているのか。