暴走族38人摘発! 終わらない「初日の出暴走」なぜ今も? 摘発強化の裏側、80年代の熱狂と変わる法規制
年末年始の風物詩とされた「初日の出暴走」は、最盛期に1,000台超が集結したが、今も摘発は続く。2024年末には山梨県で38人が検挙され、映像解析による遡及摘発も常態化。暴走行為は縮小傾向にある一方、法適用の拡大が新たな論点となっている。
肩身の狭くなった暴走族

初日の出暴走に対する取締りは、段階的に強化されてきた。現行の罰則に基づき、実際の摘発も行われている。2024年末には、山梨県警が消音機不備やバックミラー不備といった整備不良を理由に38人を摘発した。いずれもマフラー改造などが発端だった。
新設された罰則では、防犯カメラ映像をもとにした継続捜査が可能となっている。そのため、当日の現行犯だけでなく、後日あらためて道路運送法違反として摘発されるケースもある。対象は、ナンバープレートの不表示や無車検車両など多岐にわたる。
このように、暴走族に対する法的対応は年々強化されている。初日の出暴走も、現場の検挙に加え、継続捜査による遡及的な摘発が定着しつつある。すり抜けは事実上困難な状況だ。仮に当日その場で摘発を逃れても、後日映像解析により検挙されるリスクがある。
取締りや法整備の強化は、一般市民にとっては安心材料のひとつである。しかし一方で、「並走しただけ」で摘発される可能性が生じるなど、法の適用範囲が広がっている点には注意が必要だ。暴走目的でなくとも、状況によっては誤認されるリスクがある。
そのため、新設された道路交通法の内容を理解しておくことが重要である。また、暴走行為を確認した場合は速やかに通報することが望ましい。取り締まりの正確性を高めるうえでも、市民の協力が求められている。