ステランティス、日本で「最大50万円」値下げ! 輸入車市場に波紋、BMW・ベンツに挑むラストチャンス? 撤退か、反転攻勢か

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電動車含む14車種で最大50万円値下げ――異例の価格戦略に踏み切ったステランティスジャパンの真意とは。販売台数2万台台、シェア7%に沈む現状を打破すべく、日本市場で再起を期す一手が動き出した。

欧州 vs 日本の価格差と市場感覚

本社が入るオランダ・ズイドタワー。設計は米国の建築事務所コーン・ペダーソン・フォックス・アソシエイツによるもの(画像:Choinowski)
本社が入るオランダ・ズイドタワー。設計は米国の建築事務所コーン・ペダーソン・フォックス・アソシエイツによるもの(画像:Choinowski)

 本社をオランダに置くステランティスは、欧州市場において競争力のある価格戦略と各種補助金制度の活用により、一定の成果を挙げている。2024年の欧州新車販売では、シェア約17%で2位を維持。販売台数は174万2073台に達した。

 一方、日本市場では事情が異なる。

・輸送コスト
・認証取得にかかる費用
・マーケティング経費

などが価格に反映され、車両価格は割高となっている。さらに、直近では円安による為替変動が価格に転嫁され、競争力の確保が難しくなっている。

 ただし、為替は足元でやや安定の兆しを見せている。加えて、日本政府が検討を進める関税非課税枠の活用も視野に入る。こうした状況を踏まえると、従来の価格設定を正当化するのは難しくなってきた。

 今回の価格改定は、こうした外部環境の変化を受けた判断とみられる。

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