インド「EV人気」急落、内燃車回帰54%の衝撃! ロシア原油がゲームチェンジャー? デロイト調査が示す消費者の本音とは
インドの電動化は岐路を迎えている。EV支持率は前年比5ポイント減の41%に後退し、ICE車志向は54%に上昇。背景には価格・航続距離・インフラへの不安、そしてロシア産原油の安価な安定供給がある。スズキは223万台超を販売し、2年連続200万台超を達成。EV戦略との綱引きが続く。
44%依存のロシア原油輸入構造

背景にはインド特有のエネルギー事情もある。インドは現在、ロシア産原油の最大の輸入国となっている。インド商工省によれば、ロシア産原油が総輸入額に占める割合は、2021年には約2%だったが、2022年には13%に急増。2023年には32%、そして2024年7月には44%に達し、中国を抜いて世界一のロシア産原油輸入国となった。
2024年には輸入量がやや減少し、シェアは35%に下がったものの、依然として高い水準にある。インドでICE車の人気が衰えない背景には、この
「安価なロシア産原油」
の存在も影響している可能性がある。
今後、トランプ政権の誕生によりウクライナ情勢の停戦が進めば、原油供給の構図が変化する可能性もある。ただし、当面の間はインドのモータリゼーションにおいて、ガソリンエンジン車が主役の座を維持し続けるとみられる。