進化が止まらぬ「道の駅」! もはや食のテーマパーク? 隈研吾デザイン&A5ランク牛肉ってホント?
「道の駅さかい」の革新性と注目度

「道の駅さかい」(茨城県境町)は、次々に斬新な取り組みを行い、注目を集めている施設だ。建築には新国立競技場を設計した隈研吾氏が起用され、2019年にオープンした「茶蔵」は、木の板が連なるモダンで目を引く外観が特徴で、同店のアイコンとなっている。注目すべきは外観だけではない。
サンドイッチ専門店「さかいサンド」では、境町産の小麦「ゆめかおり」を使用したパンに、境町産の野菜や素材をふんだんに挟み、ボリューム満点なサンドイッチを提供している。そのサンドイッチは、きれいな断面が特徴で、いわゆる「萌え断」サンドイッチと呼ばれ、都心でも見かけることがあるが、同店のものは新鮮な野菜や肉が溢れんばかりに挟まれており、見た目にもインパクトがある。首都圏から車で訪れる人も多く、開店から昼までにはほとんど売り切れてしまう。
茶蔵内には、食関連の店舗が集まり、2階には世界的な高級ステーキハウス「SAKAITEPPAN BY WOLFGANG ZWIENER」が出店している。WOLFGANGは、米国ニューヨークを拠点とし、ハリウッドセレブも利用することで知られ、日本では青山や六本木などの大都市にしか店舗を構えていない。そのなかで、境町が唯一の地方出店となる。WOLFGANG初の完全予約制鉄板焼き店で、A5ランクのプレミアムビーフや地元産野菜を使ったメニューを提供している。この出店は、ふるさと納税の返礼品にWOLFGANGの食事券を用意したことがきっかけで実現した。
また、別棟の「FOOD TERRACE SAKAI」には、宅配ピザ大手ピザーラのテイクアウト業態「ピザーラスタイル」や、ニューヨークやハワイ、表参道に店舗を構えるイタリアンレストラン「IL LUPINO SAKAI」が出店しており、一般的な道の駅では見られないような店舗構成が特徴だ。