EVは買うと大損だった? 5年で「価値72%減」の車種も! 有名ドイツメーカーはほぼ無傷? 中古車市場で明暗! 次世代モビリティの罠と賢い選択を考える

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5年後の車の価値がどう変動するか、消費者にとって重要な判断材料となる。米国の中古車分析会社「iSeeCars」の調査によると、EVは平均58.8%の価値を失う一方、ピックアップトラックやハイブリッド車は40%台と比較的低い価値低下率を維持。特にポルシェ911やトヨタ・タコマが価値を保つ中、ジャガーI-PACEは72%もの価値を失う結果となった。

価値低下車種トップ10とその傾向

リポート「The Top 25 Cars That Hold Their Value Best - and the 25 Worst(価値が最も維持されるトップ25の車 - そしてワースト25)」(画像:iSeeCars)
リポート「The Top 25 Cars That Hold Their Value Best – and the 25 Worst(価値が最も維持されるトップ25の車 – そしてワースト25)」(画像:iSeeCars)

 では、逆に5年後に最も価値が下がる車種はどれか。

●5年後の価値低下率が最も高い車種トップ10
1位:ジャガーI-PACE(72.2%)
2位:BMW・7シリーズ(67.1%)
3位:テスラ・モデルS(65.2%)
4位:インフィニティ・QX80(65.0%)
5位:マセラティ・ギブリ(64.7%)
6位:BMW・5シリーズ(64.7%)
7位:日産・リーフ(64.1%)
8位:マセラティ・レヴァンテ(63.7%)
9位:テスラ・モデルX(63.4%)
10位:キャデラック・エスカレードESV(62.9%)

ワースト1位のジャガーI-PACEはEVで、5年後にその価値が72%も失われる。EVは他にもテスラの2モデルと日産・リーフがランクインしている。EVの価値低下率は平均58.8%と高い。テスラのモデル3でさえ、業界平均より10%以上高い。

 5年前のEVの状況を考えれば、ある意味では当然だろう。バッテリー性能の向上などで、今後は徐々に価値低下率が低くなり、中古車市場でもシェアが増えると予想される。

「価値低下は依然として新車購入の最もコストのかかる部分であり、消費者は次回の購入を検討する際、車種や特定のモデルの違いを考慮する必要があります」

とブラウアー氏は指摘する。

「ハイブリッド車と電気自動車の購入の違いは、数万ドルの価値の損失になる可能性があります」(同氏)

車選びにおいて、5年後の価値を考慮すれば、より賢い買い物ができるだろう。

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