EVは長寿命だった! 平均「18.4年」でガソリン車並みの耐久性、英国の最新研究で明らかに
EVは、もはや未来の選択肢ではない。英国の最新研究によれば、EVの平均寿命は18.4年、ガソリン車と同等であり、走行距離も最大20万kmに達する可能性が示された。バッテリーの寿命や信頼性の向上により、EVは経済的に見ても環境的に見ても持続可能な選択肢となりつつある。
驚異的な耐久性、EVバッテリーの進化

EVの最大の課題とされるバッテリーについて、現在使用されているバッテリーの容量がどの程度安定しているのかという疑問がある。これを解明するため、経営コンサルタント会社「P3」が主導し、バッテリー診断の専門家「Aviloo」が収集した7000台以上のEVにおける実際のバッテリー劣化データを分析した。
この調査によると、現在のEVのバッテリーは寿命が大幅に延びており、20万kmを超える長距離走行でも驚異的な耐久性を発揮することが判明した。ほとんどのバッテリーは、新品時の容量の80%以上を長期間維持し、通常の保証期間を大幅に超えて信頼性を保つことができる。
使用過程でわかったこととして、EVのバッテリーは最初の3万km以内で容量損失が加速し、新品時の100%から約95%に低下する。しかし、その後は容量損失の進行が緩やかになり、10万km時点では新品時の約90%を維持。20万kmから30万kmの間では、新品時の約87%で安定する。現在のEVのバッテリーは20年以上の寿命を持つ可能性が高く、これは驚くべき進展といえる。