街の中古車店で20万円の「激安軽自動車」を見かけました! 買って大丈夫でしょうか? そもそもなぜこんなに安いのでしょうか
価格の裏にある事情

まず、20万~30万円台の中古軽自動車が市場に出回る背景を整理する。中古車の価格は、車両の状態や年式、走行距離、人気の有無、修復歴などによって決まる。特に「安すぎる」車には、いくつかの共通点がある。
年式が古い、または走行距離が長い車は価格が大きく下がる。日本では、10年以上経過した車や走行距離が20万kmを超えた車は「耐用年数」を超えているとみなされることが多い。特に軽自動車は小型でエンジンに負荷がかかりやすく、走行距離が20万kmを超えるとエンジンやミッションの不具合が発生しやすくなる。もちろん、メンテナンスが行き届いていれば長く乗れるが、安価で売られている車が必ずしも丁寧に整備されているとは限らない。
車検の残り期間が短い、またはすでに切れている車も多い。格安車の中には、数か月以内に車検の更新が必要なものが少なくない。軽自動車でも車検費用は最低5万~10万円ほどかかるうえ、車検を通すために修理が必要になればさらに出費がかさむ。「安く買えた」と思っても、結局は車検代や修理費で割高になってしまうこともある。
過去に事故を起こして修理された「修復歴車」も少なくない。修復歴のある車はフレームにダメージを受けている可能性があり、安全性に不安が残る。また、外装の傷やへこみ、内装の汚れや破損が目立つ車も安く売られる傾向がある。見た目を気にしないなら問題ないが、長く乗るうちに不具合が気になることもあるだろう。
不人気車種や特殊な仕様の車は価格が下がりやすい。人気車種は中古市場でも高値で取引されるが、需要が低い車は安く売られることが多い。また、小規模な中古車販売店では、業者オークションなどで安く仕入れた車をそのまま転売している場合がある。仕入れ価格が安いため販売価格も低く設定できるが、点検や整備が十分でないこともあるため注意が必要だ。