トレインワークの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(14)

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トレインワークは、科学的に集中力を高める要因が多数ある。座り心地のよいシート、限られた乗車時間、60~80デシベルの適度な騒音が相まって、最高のワークタイムを生み出す。

やばいポイント2「締め切り感」

クリストファー・コックス『締め切りを作れ。それも早いほどいい。 ──時間と質を両立する仕組み』(画像:パンローリング)
クリストファー・コックス『締め切りを作れ。それも早いほどいい。 ──時間と質を両立する仕組み』(画像:パンローリング)

 電車に「乗る」ということは、必ずどこかで「降りる」ということだ。当たり前に聞こえるかもしれないが、この「限られた乗車時間」が集中力を高める要因になっている。

 クリストファー・コックスの著書『締め切りを作れ。それも早いほどいい。 ──時間と質を両立する仕組み』に掲載されているヘブライ大学の研究によると、明確な締め切りがある状況では無駄が減り、集中力が大幅に向上することが確認されている。電車に乗ると、次の目的地に着くまでの時間が限られているため、自然と

「締め切り」

の感覚が生まれるのだ。

「限られた時間でどれだけ成果を出せるか」

という緊張感が、トレインワークをより効果的にしている。

 例えば、30分後に降りる予定であれば、その30分間が作業の完結時間となる。この自然な“締め切り感”が、作業のダラダラを防ぎ、短時間で効率的に進められる要因となる。トレインワークに挑むときは、

「下車までにここまで終わらせよう」

といった目標を立てると、より集中できるかもしれない。

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