米国EVメーカー「フィスカー」経営破綻! EVアンチが素直に喜べない「3つの破綻原因」とは
米新興EVフィスカーは経営破綻し、多額の負債と品質問題が原因で株価急落。リビアンとルーシッドも赤字だが資金調達に成功し、事業拡大を進めている。
1億ドル超の負債

米国カリフォルニア州を拠点とする新興電気自動車(EV)メーカーのフィスカーは2024年6月17日、デラウェア州において連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請し、事実上の経営破綻に至った。
同社が申告した内容によると、負債総額は1億ドルから5億ドル(約160億~800億円)とされる。また、同社は声名で資金調達と資産売却に関する協議を行っていると明らかにした。
「次のテスラ」
と称され、フォルクスワーゲンから合弁事業として最大50億ドルの投資を受けることで話題となったリビアンやルーシッドとともに米国の新興EVメーカーの成長株と目されていた同社について、本稿では
・経営破綻に至った根本原因
・今後の米新興EVメーカーの展望
を最新動向から読み解く。