2024年に運航開始 ヤマト「クロネコ貨物機」に見る外資パワーゲームの脅威
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ヤマト運輸は2022年1月、JALと航空貨物で提携すると発表した。同社にとっては悲願の貨物専用機の保有を低コストで実現できることになる。
猛攻をしかけるアマゾン

これら3社はECとコロナ禍でいずれも好調だが、同様に絶好調のAmazon.comが自前の物流サービスを増強。近い将来、物流専門業者にとって脅威になりかねない。
事実、自社のAmazon印の段ボールだけを輸送する専門の貨物専用機会社「アマゾン・エア」を2015年に発足(当初の名前は「アマゾン・プライム・エア)。ドイツのライプチヒ、アメリカのシンシナティに、自社専用のハブ空港も構築するほどだった。
Amazon貨物の急増に対応するため、2021年初めにはこれまでリース資産だった貨物専用機を買い取り、名実ともに自社保有機にすると宣言。今や80機以上を抱え「三羽がらす」に迫る勢いだ。
日本国内でも地方の中小運送会社との間で、アマゾンの荷物を輸送する契約を次々に締結。「Amazonデリバリー・プロバイダー」と銘打ち、事実上の宅配サービス網を構築しつつある。
ヤマトの悲願だった貨物専用機保有だが、2022年2月24日にロシア軍がウクライナに侵攻。これが原因で石油や天然ガスなどが急騰し、世界経済の減速が懸念されるなか、果たして無事に離陸できるのだろうか。