「車内で動き回るな」「釣り銭用意して」 バスドライバーを悩ませる乗客の迷惑行為の数々! 人員不足の原因は給料だけじゃなかった【連載】ホンネだらけの公共交通論(8)
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バスドライバーの賃金が同年代の他業種より低いことは、さまざまなところで言及されている。しかし、あまり注目されていないのは「重労働」である。
バス利用者のマナー問題

他のドライバーと話をした際、ストレス要因として次のような乗客の行動が挙げられた。
・事前に釣り銭を用意しておらず、5000円札や1万円札での支払いに時間がかかる。
・整理券制なのに整理券なしで乗車し、乗車区間や運賃の確認に時間がかかる。
・乗車後、ドア付近で立ち止まり、乗降に時間がかかる。
・ふたり掛けなのに座席を占領し、手荷物を座席に置き、他の乗客に迷惑をかけている。
・スマートフォンの通話など、他の乗客とのトラブルやケンカで乗降に時間がかかる。
・路線バス内でのマナー違反に対し、ゴミの放置や騒音など不適切な行動をする。
・道路混雑などでバスが遅れているときに、暴言を吐くなど、ドライバーへの暴言や脅しをする。
・バスが発車した後、ドアをたたいて乗車要求する。
・高速バスの休憩時間を守らない。
・ドライバーのプライバシーに配慮せず、車内外の写真を撮ってSNSに投稿する。
・混雑しているにもかかわらず、ベビーカーをたたまない。
・ドアの前に立ち、安全センサーが作動してドアが開かないようにする。
・外国人客が多い観光路線でフリーパスをきちんと提示せず、チェックに時間がかかる。
以上のように、路線バスのドライバーのストレス原因は多い。また、乗客でなくてもマナーの悪い運転や駐車をする市民がおり、バスの運行に支障をきたしている。ドライバーの離職を防ぎ、就職者を増やすためにも、利用者や市民は改善すべき点が多いことを反省すべきである。