「人によって指示違いすぎ」 物流倉庫の“単発バイトあるある”がSNSで話題! 問題の本質はどこにあるのか
X(旧ツイッター)に投稿された物流倉庫での職場体験談が話題になった。空いた時間に働けるスポットワーカーを仲介するサイトに登録した人が、日用品を扱う物流倉庫で働いたというものだ。
混乱を招く教育の統一性欠如

前述の投稿者が働いた現場のように、全体的には働きやすく、安全や健康に配慮された物流センターが増えている。もっとも、きつい、汚い、危険な作業をさせられるところや、落ち着ける休憩所がないような施設はワーカーから避けられ、人手不足はいつまでたっても解消されないだろう。
働きやすくするための施設やシステムを整備する一方で、新人の教育体系が整っておらず、“教える人任せ”や“自己流”で指導を行っているところが少なからず存在する。ブログで指摘されたような、指導の仕方が人によっていうことが違うことはあってはならない。いわれた方は何を信じればよいのかわからなくなるばかりでなく、
「この会社はそれぞれの社員に好き勝手にさせているのではないか」
といった不信感を生むことになる。
正社員とベテランパート社員のいうことが違っているという例では、あえて
「あの人とは違うように指導しよう」
とお互いに思っているわけではないだろう。それぞれ、よかれと思って積み方や手順を指導しているはずだ。しかし、結果として伝えることが異なってしまっている。
なぜ異なるのか――。それは、それぞれが
「自己流で最適な状態を決めている」
からだ。正社員は積載効率を優先した積み方、ベテランパート社員は後工程を考慮した積み方が最適だと判断している。そこには、現場全体、物流全体を見渡して、
・何が最も適しているのかを判断する視点
・あるべき姿を共有化するためのコミュニケーション
が欠けている。あるいは経験の浅い正社員は、経験豊富なベテランパート社員に物申すことを遠慮しているのかもしれない。