最近、ナンバープレートで「30A」とか「5FH」というアルファベットを見かけます これってどういう意味ですか?

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ナンバープレートは、新規登録申請時に陸運局から交付される。近年は「アルファベット入り」も導入されている。どのような経緯で導入されたのだろうか。

ナンバープレートの示すもの

ナンバープレート(画像:写真AC)
ナンバープレート(画像:写真AC)

 公道を走る自動車やバイクなどの車両に装着されるナンバープレートは、新規登録申請時に陸運局から交付される。

 その際に付与される個別ナンバーが、車両を識別する役割を果たす。現在では、好きな番号を指定できる「希望ナンバー」もあるが、いずれも1台につきひとつで、同じものは存在しない。

 ナンバープレートという呼び名は統一されているが、道路運送車両法の種類によって正式名称が異なる。普通自動車、小型自動車(二輪を除く)、大型特殊自動車に付けられるものは「自動車登録番号標」、軽自動車や125cc以上の二輪クルマに付けられるものは「車両登録番号標」と呼ばれる。

 ナンバープレートには、上段左から「地域名」「分類番号」、下段左から「平仮名などの文字」「一連指定番号」が記載されている。プレートの色や文字や数字の違いから、それを見ただけでそのクルマの用途がわかる。

 最近では“走る広告塔”として「地方版図柄入りナンバープレート」も発行されている。また、以前はあまり見かけなかった「アルファベット入り」のナンバープレートも登場している。後者はどのような状況で導入されたのか。

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