台湾で大地震! 沖縄在住ライターが感じた津波警報「3m」の恐怖と移動の課題とは
交通弱者の課題、外国人への対応

筆者が経験した限りでは、避難に配慮が必要な人は
・外国人
・子どもと家族連れ
・高齢者
・障がい者
である。いわゆる“交通弱者”が避難を必要とすることは想像に難くないが、観光立県である沖縄では、避難者のなかに
「外国人」
も多く含まれる。筆者の避難所には外国人はいなかったが、広域放送の防災アナウンスは日本語で行われ、沿岸部や河川の近くに住む外国人がどれだけ理解できるかは不明だ。外国人の避難対策として防災パンフレットが配布されているが、今回の経験を踏まえて見直す必要がある。
もうひとつの課題は、インタビューにあった交通渋滞である。警察庁は、車を運転中に地震が発生した場合、次のような行動をとるよう求めている。一部を要約して紹介する。
・急ハンドル、急ブレーキを避ける、安全な方法により道路の左側に停止させること。
・停止後は、カーラジオ等により地震情報や交通情報を聞き、適切な行動をとる。
・引き続き車を運転するときは、道路の損壊や障害物に十分注意する。
・車を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動しておくこと。
・やむを得ず道路上に置いて避難するときは、道路の左側に寄せて駐車する。
・エンジン停止し、鍵は付けたままかドアポケットなど分かりやい位置におく。
・車は窓を閉め、ドアはロックしないこと。
・津波から避難するためやむを得ない場合を除き、避難のために車を使用しないこと。
・津波から避難するためやむを得ず車を使用するときは、道路状況に十分注意する。
また日本自動車連盟(JAF)によれば、次の点にも注意が必要だという。
・浸水深(水面から地面までの深さ)30cmでも自走不可の恐れがある。
・水没時は車はなかなか沈まないため、落ちつき水圧差が減少するのを待つ。
・ドアが開けやすくなったら、大きく息を吸い足に力を込めて脱出する。
・冠水車両には火災の恐れがあるため、注意する。
詳しくは警察庁とJAFのウェブサイトを見てもらいたい。今回の津波の被害に遭われた人がいないことを祈りたい。筆者もいちドライバーとして、今回学んだ避難の教訓を災害時の「移動」に役立てたいと思う。