あおり運転の元凶? 運転すると人格が豹変する「ドレス効果」をご存じか

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「ドレス効果」とは、服装が人に与える心理的影響のことだ。そんな言葉が、意外なキーワードと組み合わされて使われている。それは「あおり運転」である。両者にはどのような関係があるのだろうか。

調査結果が示すドライバーの心理

運転をする男性(画像:写真AC)
運転をする男性(画像:写真AC)

 2023年6月、チューリッヒ保険会社は全国のドライバー2230人を対象に調査を行った。

「あおり運転をされた経験があるか」という質問に対し、53.5%が「ある」と回答した。 80.1%のドライバーが あおり運転に遭わないように運転を心がけているものの、半数以上のドライバーがそのような状況に陥った経験があるという。この結果は、あおり運転に遭遇する機会がまだまだ多いことを物語っている。

 特に興味深かいのは、「あおり運転をされたきっかけについて思い当たることがありますか」という質問に対する回答である。「思い当たることがない」と答えた人が

「75.5%」

もいた。これは、無意識のうちに他人をイライラさせるような運転をしていることの表れと見ることもできる。

 一方で、迷惑な運転をしていないにもかかわらずあおり運転をしているドライバーは、自分が割り込まれている/挑発されていると感じ、遭遇した状況に過剰に反応していることも示唆している。

 つまり、運転していないときにはそれほど過剰に反応しない人でも、運転中はドレス効果でカッとなってしまい、感情を爆発させたり報復行動をとったりする可能性があるということだ。

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