“EV先進国”の英国、運転免許を目指す人の「48%」がEV技能講習を希望していた!

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EV先進国の英国では、運転免許取得希望者の48%が「EVでの技能教習」の段階に来ている。日本が次のステージに進むために知っておくべきことである。

マニュアル・オートマ問題

オートマ車(画像:写真AC)
オートマ車(画像:写真AC)

 EVはギアボックスがないオートマ車である。

 英国では、これまで車はマニュアル車が主流であった。そのせいで、オートマ限定の運転試験は、2020年は12.7%だった(2021年6月9日付け、米ウェブサイト『U.S.News』)。

 現在は約20%(2024年2月29日付け、米ウェブサイト『bnn』)であるので、まだ多数派とはいえないが、急激に増えているのは確かである。

 前述の英グリッドサーブ社の調査では、29%の回答者が、

「人生の大半を自動運転のEVで過ごす可能性が高いのに、マニュアル車での運転を学びたくない」

と回答している。

それもその通りなのだが、英国国内のような“EV先進国”だけでなく、海外で運転する可能性なども考慮に入れて、免許を取得する必要があるだろう。

 インストラクターが、EVのみならず、オートマ対応の人がまだ少なく、マニュアル対応の人の方がずっと多くて予約しやすい現状も、生徒に影響を与えている。しかし、需要が変われば、供給サイドも変わっていく。

 ちなみに、日本のオートマ限定免許比率は英国よりもずっと高い。2022年中の都道府県別指定自動車教習所の卒業者数は、普通自動車の約72.7%がオートマ限定だった。10年前には既に、オートマ限定の卒業者数が54.4%だった。

「マニュアルの方がかっこいい」
「基礎を知っておくべきだ」
「念のためマニュアルで」

といった考えは、本当に薄くなった。

・日本はオートマ限定の免許取得が既に主流である
・日本の自動車学校は規模が大きい

ことが英国と違う。国内のEV化が進んで、EVによる教習の需要が増えたときは、英国より一気に対応できるのかもしれない。

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