“EV先進国”の英国、運転免許を目指す人の「48%」がEV技能講習を希望していた!

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EV先進国の英国では、運転免許取得希望者の48%が「EVでの技能教習」の段階に来ている。日本が次のステージに進むために知っておくべきことである。

英国の自動車学校

ロンドンの電気自動車の給電スポット(画像:写真AC)
ロンドンの電気自動車の給電スポット(画像:写真AC)

 英国の自動車学校は、日本とだいぶ違っている。日本のような教習所は存在せず、インストラクターが教習車を運転してきて出張指導を行うスタイルだ。技能教習は、最初から路上で行われる。生徒はそれまでに各自仮免許を申請しておく。

 インストラクターでなく、家族や友人に指導してもらうのでも構わない。21歳以上で運転歴3年以上の人なら誰でも仮免許のステッカーを貼った車の助手席に座れる。インストラクターではないと高速道路の教習は行えないが、必須事項ではない。

 それでもプロであるインストラクターを希望する人、インストラクターに教わり家族や友人に復習につきあってもらうハイブリッド型を希望する人が多い。

 運転免許取得を目指す約半数がEV教習を希望しているとあったが、EV対応のインストラクターを地元で見つけることができるのは、英国全土で

「7人にひとり」

というのが現状である(同プレスリリース)。

 これには地域差があり、ロンドンでは41%、ヨークシャーやイングランド東部では10%の生徒がEV対応のインストラクターを地元で見つけられる計算だ。

 EV対応のインストラクター不足には、インストラクターが自営業など小規模経営で、助手席にブレーキやクラッチの付いた教習車の用意に時間がかかっていることが考えられる。

 また、インストラクター自体の不足もこの状況に影響している。パンデミック(世界的大流行)の影響で、いまもインストラクターたちが待機リストを抱えている状態であるのだ。

 需要が供給を大きく上回っているのは、試験会場でも起きている。会場免許を取るためには、英運転者・車両基準局(DVSA)による試験に通る必要があるが、2024年は試験者の枠が177%上回ると予想されている(2024年2月12日付け、英自動車保険『marmalade』プレスリリース)。いい換えると、

「約36%」

しか受験できないということになる。

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