海の上なのに「国道」があるってホント? そもそもクルマが通れないのに、なぜ国道なのか

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国道は国が費用を負担して管理するものだが、「これが国道なのか」と思うような場所も全国各地に存在する。

海上区間の総延長は1953.1km

千葉県市原市の「国道16号」(画像:写真AC)
千葉県市原市の「国道16号」(画像:写真AC)

 前述の道路統計年報(2022年)によると、国道の海上区間の総延長は1953.1kmで、国道16号(千葉県)や国道42号(三重県)など全国24路線に存在する。

 国土交通省の広報誌『国土交通』No.102(2010.4-2010.5)に「海の上にも国道。」という記事がある。それによると、一般に、地上に道路や構造物(橋や海底トンネル)が建設されていなくても、フェリーボートなどで道路を結ぶ一交通系統として機能していると判断できれば、国道に指定されるという。

 これは「道路法第2条」に規定されており、クルマが通行できない道路であっても、渡し船などを使って海を渡ることができれば、国道としての要件を満たすことを示している。

 しかし、国道16号のように橋もトンネルもフェリーもない場所でも海上国道とみなされるところがある(2019年1月8日の国土交通省のメールマガジンより)。

 横浜市を起点・終点とする国道16号は、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県を結んでいる。しかし、千葉県富津市と神奈川県横須賀市を結ぶ浦賀水道には橋もトンネルもなく、さらにフェリーもない。これらの場所でも、国道は海の上に設置されている。

 一般国道とは、県庁所在地などの主要都市、重要な空港や港湾、高速道路の3点を結ぶ道路を指す。したがって、経由地に海があっても、それはひとつの国道とみなされる。また、半島や離島の振興を図るため、公益上望ましいと認められる場合には、海上の国道も指定される。

 このような理由から、国道と国道を結ぶ「海上国道」が存在するのだ。

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