運転シミュレーターが大人気 近年の鉄道ミュージアムに「体験型コンテンツ」が増えているワケ
「シンカリオン」コラボで人気加速

現在、このような鉄道ミュージアムがクロスメディア(複数のメディアを通じて消費者にアプローチする広告手法)で新しい話題を呼んでいる。テレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」とのコラボによるものだ。
同コンテンツは2015年3月にジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーの3社によって製作されたコンテンツで、実在する新幹線がロボットに変形し、シンカリオンとなって謎の生命体と戦うストーリー。
テレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」(2018年1月~2019年6月)が人気となり、マンガ連載やおもちゃなど、さまざまにクロスメディア展開された。現在は「新幹線変形ロボ シンカリオンZ THE ANIMATION」(2021年4月~)が放映中だ。
シンカリオンでは実在する鉄道ミュージアムが登場している。前述の鉄道博物館は、シンカリオンの基地である新幹線超進化研究所として作中に登場。シンカリオンZでは碓氷峠鉄道文化むらが新幹線超進化研究所の横川支部として、リニア・鉄道館が名古屋支部として、東京駅も総合指令部として登場する。登場する鉄道ミュージアムでは同作品の展示やグッズ販売、オリジナルのイラストが付いた入館チケット付き休日パスポートの販売など、コラボ企画が多数見られる。
そのほかにも
・九州鉄道記念館(福岡県北九州市)
・森林鉄道記念館(長野県上松町)
・四国鉄道文化館南館(愛媛県西条市)
といった鉄道ミュージアムが登場している。
また、「E5はやぶさ」「E6こまち」「E7かがやき」など既存の新幹線のほか、新幹線電気軌道総合試験車(通称ドクターイエロー)や、さらには「新世紀エヴァンゲリオン」とコラボした「500 TYPE EVA」、ハローキティとコラボした「ハローキティ新幹線」も変形してシンカリオンになっている。新世紀エヴァンゲリオンの主要登場人物やハローキティが出演するコラボ回もあり、子どもだけでなく幅広いファンの話題を呼んでいる。
クロスメディアの一環として鉄道ミュージアムが機能することで、さらなる盛り上がりを期待したいところだ。