日本のクルマ文化は「金持ち」だけのものではない! 海外から一目置かれる今こそ、地方創生に力を入れてはどうか

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海外では、日本の自動車文化に対するリスペクトは高い。東京オートサロンでもさまざまなクルマが展示された。このようなモータースポーツイベントは、今後東京だけでなくほかの地域でどのように展開されていくのだろうか。

米国で高まるJDM車の人気

盛況だった「東京オートサロン2024」の様子(画像:東京オートサロン事務局)
盛況だった「東京オートサロン2024」の様子(画像:東京オートサロン事務局)

 客層はひとり客から友人グループ、子連れファミリーなど非常に多彩である。

 年齢層もブーム直撃世代の中高年だけでなく、意外と若者も見られる。来場者の興味も多様であり、国内外のカスタムカーやカスタムパーツ類のほか、レーシングカーや新車のデモラン、さらにステージイベント、レースクイーンやキャンペーンガール目当ての来場者も多い。日本人のみならず外国人の姿が多く、それもアジア人だけではなく、欧米、中東など、多様な国籍の人が見られた。

 現在、東京オートサロンは国内だけでなく、シンガポールやバンコク、マレーシアでも開催されており、世界からも注目を集めるイベントとなっている。米国のSEMAショー、ドイツのエッセンモーターショーと並んで世界三大カスタムカーショーのひとつに位置付けられている。

 海外では、

「日本のクルマ文化に対するリスペクト」

が高い。2024年は映画にも登場したスカイラインGT-R(BNR34)が25年ルールの解禁予定であり、東京オートサロンでも億を超える車両が展示され注目を集めていた。

 米国内では製造から25年が経過していれば、米国内におけるクラシックカーとして認められ、右ハンドル車でも輸入できるようになる。

 近年、JDM(日本の国内市場で販売されたクルマ)が米国の若者の間で人気を集めており、日産スカイラインGT-R(BNR32)が製造から25年経過した2014年以降、日本のスポーツカー人気が高騰している。

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