「ライドシェア」が日本にやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 現役タクシードライバーが条件&メリットを再説明するよ

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「日本版ライドシェア」が4月から解禁される。現役タクシードライバーでもある著者が、その条件とメリットを解説する。

予測される運行地域

タクシー(画像:写真AC)
タクシー(画像:写真AC)

 日本版ライドシェアは、いつでもどこでも営業できるわけではない。タクシーが不足している地域、時期、時間帯にしか運行できない。具体的な基準は今後政府が収集するデータに基づいて決定されるが、空白時間帯や空白地域での運行となる可能性が高い。

 筆者のタクシードライバーとしての現場感覚や、会社の提示情報によると、現在の空白時間帯は、平日の

・朝7時から10時までの「通勤時間帯」
・夕方17時から19時までの「帰宅時間帯」

で、空白地域は

・世田谷区
・目黒区
・渋谷区
・新宿区
・港区

となっている。おそらく、これらの時間帯と地域に限定された運行になることが予想される。

 出発地、到着地、乗客が支払う運賃は事前に決定され、原則としてキャッシュレス決済が採用される。発着地点はナビに入力され、ナビどおりに移動すれば問題ないので、道に不慣れな人でも安心して利用できる。

 ただし、営業距離は20kmまで、報酬は歩合制ではなく時給制なので、“稼ぎたい人のモチベーション”が上がるかどうかは疑問だ。

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