全国各地の駅前に「大学キャンパス」が続々誕生しているワケ 自治体の救世主となりうるのか

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大学のキャンパスが全国の駅前に進出している。学生募集や大学のブランド向上に役立つからだが、駅前のにぎわい創出にも効果的だ。

高松駅北側に新キャンパス

急ピッチで整備が進む高松市の徳島文理大高松駅キャンパス(画像:高田泰)
急ピッチで整備が進む高松市の徳島文理大高松駅キャンパス(画像:高田泰)

 大学キャンパスの駅前進出が全国で広がっている。学生確保や大学のブランド向上に役立つからだが、駅前のにぎわい創出にも効果を見せている。香川県高松市のJR高松駅北側で高さ88.8m、18階建て延べ約3万8000平方メートルのビル建築が進む。骨組みが最上階まで上がり、4基のクレーンが忙しそうに動き回っている。徳島文理大が整備している高松駅キャンパスで、2025年4月に香川県さぬき市の香川キャンパスから文学部など4学部9学科3研究科すべてが移転してくる予定だ。

 香川キャンパスは定員540人の香川薬学部薬学科に2023年5月現在で235人の在学生しかいないなど、学生確保に苦しんでいる。だが、高松駅キャンパスなら、岡山市など岡山県南部から約1時間で通学できる。徳島文理大は

「これまで通学に不便だった地域から学生を集められる」

と期待を口にした。

 高松駅前のにぎわい創出にも貢献しそうだ。高松駅キャンパスに集まる学生や教職員は1500人規模。高松駅北側のサンポート地区では、県立アリーナ、ホテルなど大型開発が続いているが、中心市街地と少し距離がある。このため、両者の中間に位置する高松駅周辺のにぎわい拡大が課題となっていた。

 地方都市に急激な人口減少の波が押し寄せているが、高松市都市計画課は

「高松駅ビルでは3月、商業施設のタカマツオルネが開業する。これに大学のキャンパスが加われば大きな人の流れができるのではないか」

と喜んでいる。

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